2024年03月29日

ArmaLite AR-18 GBB(ガスブロ)化計画その⑤

ショットショージャパン2024春が来週に迫っているのに準備が進まない裸の男爵でございます!



今回はボルト周辺のお話をしようかと考えていましたが、その前にアッパーレシーバーとバレル基部についてお話いたします~

出来るだけコストを抑えようとストックやハンドガードから先のパーツを旧JACの物を利用しようと考えて設計を進めています。

しかしJACのAR-18を所持していた方々が経験し、各人様々なな方法で対処されてきたあの問題!
そう!

【バレルぐらぐらすんねん問題!!】

JACの物はAR-18やその後のFAL L1A1 やM16シリーズに至るまで早いうちからバレルの根本がぐらぐらする為に、インナーバレルが上手く動いてくれず発射出来なくなる事例が多々ありました(^^;


(画像はハイパー道楽さんの画像を加工してあります、すいません(;´д`))


AR-18のガスブロ化で再利用しようと考えたのはバレルの根本から先のパーツ。


(出先で良い画像がなくて適当に画像を加工しています…汚くてすいません……)

これらを再利用出来ように設計するのですが、JACのようにバレルがぐらぐらするのは絶対に避けたい!どうするか……




これをがっちり固定しようとすると上下左右からネジを入れてしまいたいのですが…………
しかし実物はバレルの根本を溶接してある状態なので、そこにネジの頭が見えるとかなり不細工になってしまいまう………(´ε`;)

ふと、まだ分解していなかった東京マルイ89式のアッパーレシーバーが転がっていたので、バレル基部がどうなっているのか分解して確認……

『やっぱり東京マルイってすげぇ( ̄□ ̄;)!!』

なんでこんなこと思い付くんじゃ!
魔物じゃ!やはりあそこには魔物がおる(; ̄Д ̄)


衝撃的な発見から気がつけば図面が出来上がっていました!こんな感じです!



赤線のように段差を設けて



前方からネジを入れてがっちりと固定する!
この方法だと外側には一切ネジが見えずに固定出来ます!すげぇよマルイさん( ̄□ ̄;)!!



これでハンドガードから先のパーツを安心して組み込む事が出来るようになりました!
やっぱりかなわんなぁマルイさんには…(;ω;`*)

後は採寸した89式小銃のインナーバレル及びチャンバーを図面に入れましたので、以後それらにあわせてボルト周辺を設計しなくては……まだまだ先は長いなぁ(;´д`)




こんな感じです………(✕印は旧図面の89式のハンマーユニットです……)




  


Posted by 裸の男爵  at 11:21Comments(0)AR-18

2024年03月26日

ArmaLite AR-18 GBB(ガスブロ)化計画その④




さてさて前回はハンマーユニットをMWSに変更した図面を製作しましたが、ここに来て新たな問題……
それは
【マガジンキャッチをどうするか?!】

この問題っすよねぇ~( ̄~ ̄;)

AR-18が使っているマガジンはM4やその他で使われ、NATO標準となったSTANAGマガジンと同型ですが実銃の設計時に第3国でも作れるように、削りだしパーツを極力無くしてプレス機で作れるようにした為にマガジンの反対側にAR-18用の切りかきを追加してあります。


(画像はアームズマガジンWebより)

オリジナルのマガジンキャッチの形状を崩したくないので、マガジンを加工しようかと考えたのですが電動ガンのマガジンと違いガスガンのは中身がぎっしり詰まっているので加工は難しいだろうなぁ(^^;
それにマガジンを追加する度に穴を開けるのはメンドクサイので、思いきってM4のマガジンキャッチを取付てそこにAR-18のマガジンキャッチを被せる形状にしてみました。
こんな感じです。







別にM4のマガジンキャッチを使うならAR-18のマガジンキャッチは要らなくない?って思ったあなた‼️
正解ですその通りなんです!
しかし!しかしですよ!
それでも!
たとえM4のマガジンキャッチが見えたとしても!それでもあのAR-18のマガジンキャッチは付けたいのが漢ってもんです!

なので無理矢理に付けました、ちゃんと作動してくれるのか不安で不安でたまりませんが…………
ちゃんと作動しなかった場合は外すか、外して無かった事にしてしまうか!そうしよう!(°▽°)

さあ!マガジンキャッチの問題を華麗に解決できましたので、次回はガスブローバックの心臓部であるボルト周辺の設計ですね!



ボルト周辺の問題点は以下の通りです(^^)
①89式のローディングノズルにあわせたボルトの設計
②ハンマーユニットをMWSに変更したのでハンマーをちゃんとコッキング出来るように形状を作成
③マガジンとローディングノズルとの距離をしっかりと取る!(離れすぎればガスが漏れるし、近過ぎれば引っ掛かって動かない)
④ハンマーユニットを89式からMWSに変更したので、ボルト閉鎖時のフルオートシアを解除するための新たなパーツの設計……
⑤ハンマーユニットをMWSに変更したのでボルトホールドオープンの切りかきを変更する………

えっ?
こんなにあるの?
大丈夫か俺( ̄□ ̄;)!!








ところでこんなブログを発見いたしました。AR-18のマガジンを調べていたら実物を比較検証されているブログを見つけました!
【人はパンのみに生きるにあらずケイズブログ】さんより
https://m1garand.exblog.jp/28699223/

こちらではAR-18とM4等のSTANAGマガジンの形状が微妙に違って互換性が無いと書かれていました!
そうだったんですね( ̄□ ̄;)!!
恥ずかしながら初めて知った事実です( ̄□ ̄;)!!  


Posted by 裸の男爵  at 14:11Comments(0)AR-18

2024年03月18日

ArmaLite AR-18 GBB(ガスブロ)化計画その③




さてさて、前回のAR-18 GBB化計画その②で最後にお話した件です…
せっかく内部のブローバックユニットを89式に決め設計を進めていたのですが、いざセレクターを図面に重ね合わせてみたところ、とんでもなく高い位置にセレクター軸が来てしまいまして………



いろいろ方法を考えました……
電動ガンでよくあるセレクターレバーにギヤを入れて、セレクター軸軸とレバーの高さを変えようか……でも電動ガンのセレクタープレートを動かすだけではないので強度がちと心配……


もういっそ開き直ってこのまま高い位置で作ってしまうか(°▽°)…………


………………………
………………………
………………………
ダメだ……
そんな状態で完成だと言ったら自分を殴りたくなる………



…………(ーー;)




そうだ!賢い僕は考えました!



89式のマガジンってMWSと共用だったよな!!
と言うことはハンマーユニットの形は違うが、無理矢理にでも組み込める様にすればきっと大丈夫!!
いやいや無問題!
きっと大丈夫!
なせばなる!
頑張れ!俺!わはははははは!(* ̄∇ ̄*)



まぁそれはそれとして………MWSのハンマーユニットを使う事を決めてしまいましたが、本心では出来れば89式を使いたいのです……

なぜならAR-18のロアフレームってマガジンハウジング前方からグリップ後方に向かって斜めに上がっているデザインとなっています。



たいして89式も途中からではありますが斜め上に上がっているので内部のハンマーユニットも後方が斜め上に上がる形になっているのであります。



なのでAR-18のデザインを崩すこと無く強度も確保するとなるとやはり89式を使いたくなるのです…
しかし89式のセレクター位置がこれ程高いとは……



89式あの扱い辛さはこのセレクターの高さも関係していたのですね……(´ε`;)

とりあえずハンマーユニットをMWSに変更するって決めましたので早速図面を作ってみるました!
そして作った図面がこちら!





やはりMWSの四角形のハンマーユニットでは下記の図面のように少しグリップ内部に出っ張るのですよね(^^;



フロント周りとストックやグリップをJACの物を再利用したいと考えているので、出来るだけ加工はしたくなかったんですが、グリップ内部を削ることになりそうですね(ーー;)もったいないなぁ…………

念のため89式のハンマーユニットバージョンはこちら!





この斜めのカットが良いんだけどなぁ……(´ε`;)



  


Posted by 裸の男爵  at 12:04Comments(2)AR-18

2024年03月15日

告知です! 2024春のショットショージャパンに大英百貨店さまと出店いたします!



何年ぶりでしょうか!?
ホントに久しぶりに大阪ショットショージャパンに出店する運びとなりました!!
今回もお世話になっております大英百貨店さまと合同での出店ですが、お仕事の都合で大英百貨店さまは初日の6日(土)のみとなります、裸の男爵は2日間フルでおりますので、どうぞご来店ください(°▽°)





今回は滑り込みで大英百貨店さんにおねがいしてしまったので、ハッキリ言いまして売れる物がほとんどございません!(ミリタリー物販とは?)
なので試作中の物や試作で終わったもの、試作で要らなくなったパーツなんかを持っていこうと思っております!

また、自分のコレクションを数点持っていきます!
値札は貼っておきますが、基本的に売る気があまりありませんので、高い価格を設定しておくことをご了承下さい(ミリタリー物販とは?)

裸の男爵はこう見えて(どう見えて?)人見知りでございます、SNS等でお世話になっている人が出店されていても『今は忙しいだろうから声をかけたら迷惑だろうなぁ………』と勝手に気を遣って、とうとう終了まで声をかけられなかったとかありますので、見かけましたらどうぞ遠慮無くお声をかけてくださいね(^^)
皆様どうかよろしくお願いいたしますm(_ _)m


  


Posted by 裸の男爵  at 14:36Comments(0)イベント関係

2024年03月11日

ArmaLite AR-18 GBB(ガスブロ)化計画その②




先日ArmaLite AR-18のガスブローバック化のために新品の東京マルイ 89式 GBBを購入。
届いて数発の空撃ちを堪能した後バラバラにされる89式小銃………
【やっぱマルイのガスブロは良いなあ……(*´ェ`*)】



こうやって図面にすれば、やはり89式小銃はAR-18を参考に独自発展させたのだなぁと感心してしまいます。


画像は東京マルイさんホームページより


さてここからが今日の本題です………
インナーバレル及びチャンバー、ボルトそしてハンマーユニットをノギスのみで採寸し、4
年前に作っていたAR-18の図面に合わせて各部を調整し『よし!これで理想的なガスブロAR-18が出来るぞ!!』と喜んでいたのも束の間…………

『あっそうそうセレクターを忘れてた!89式がアンビに出来るようになっているのですごく助かる(^^)セレクター採寸して図面に合わせるだけ~(°▽°)』



なんじゃこのセレクターの位置は( ̄□ ̄;)!!
すんごい高い位置にセレクターがきてしまう!!



ちょっと見にくいですが、上の矢印が東京マルイ89式のハンマーユニットに合わせたセレクター位置
下の矢印がAR-18のセレクター位置…
こんなに高さが違うのか……(ーー;)

インナーバレルやブローバックユニットは89式以外考えられないし、ハンマーユニットの形状もAR-18に入れやすいので他のユニットは出来れば使いたくないんだよなぁ………(´ε`;)

いっそこの高さにセレクターを持ってきて……
いやいやめっちゃ使いにくいし違和感しかないぞ!
それなら電動ガンのようにセレクターとセレクターの軸の間にギヤでも入れて軸を下げる方法も………
あかん!ハンマーユニットとロアフレームの間に隙間なんてありゃしない( ̄□ ̄;)!!
悩みに悩んだ結果絞り出した答えが、『そうだ89式とMWSは同じマガジンが使えるやん!ハンマーユニットはMWSを使おう!カスタムでハンマーユニットも沢山出てるし!問題ないっしょ!(°▽°)』

さぁここから地獄が始まるのです……



ハンマーユニットをマルイMWSに変更するために、さらにMWSのハンマーユニットを採寸…
運良くMWSのロアフレームASSYが手元にあったので、出費は最小限ですみましたが、内部を変更・調整するためにもう脳ミソはオーバーヒート状態に……ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!



マガジンとブローバックユニットの位置を調整しつつボルトの形状も変更変更で何とかここまで書きましたが本当に機能してくれるのか心配です……(;∀; )


あっ………………
ハンマーユニットをMWSにしたらホールドオープンの位置も全然変わってくるやん……
あっ…………………
ディスコネクターの位置も全然違うから別パーツ考えなあかんやん………
ホントに大丈夫かこれ( ̄□ ̄;)!!






  


Posted by 裸の男爵  at 12:03Comments(0)AR-18

2024年03月08日

ArmaLite AR-18 GBB(ガスブロ)化計画その①






【アーマライト AR-18が欲しいので作るか!】をブログにしたのがもう4年も前の事…………
電動ガンとして制作を開始したのですが、ちょっと行き詰まった時に他の製作物を作り出して、これが終わったらやろう、これが終わったらAR-18を完成させようとしている間になんと4年も経過してしまいました( ̄□ ̄;)!!

そんなのらりくらりとしていた間にも他の人が電動ガンのAR-18を完成され、さらにヤフオクでも販売しておられたのをただただ指を加えて見ているという情けない日々……( ;∀;)
こんなに遅れてしまったんじゃぁ今さら電動ガンって訳にはいかないよなぁ(´ε`;)

って言うかAR-18を造形した時って電動ガン化の前に内部構造を作りたくてボルトやロッキングラグなんか一通り作ってたんだっけ…
もしかしてこれ少し手を加えたらガスブローバックも可能なのでは!



俺ってずげぇ( ̄□ ̄;)!!

よし!早速取りかかるべな!

ガスブロ化するにあたって出来るだけ市販のパーツを流用出来るようにかんがると……
まず手元にあるJACのBV式のハンドガードやらストックやら使えるパーツはそれを取付出来るように設計して……

で、中に組み込むガスブロユニットは東京マルイの89式を使用することに決定。
なぜマルイのMWSではないかと説明しますとM4とその他のアサルトライフルではバレルの高さが違います。すごく適当な図面で説明しますとこんな感じ…

他のアサルトライフルのバレルの位置はアッパーレシーバーの下側にあるのに対して、M4はアッパーレシーバーの中心ぐらいに位置しています。
自分で設計しているのでその辺はどうにでもなるだろ?って思ったあなた!正解です!
自分で設計するんだからどう作ってもOKなんです!
な・ん・で・す・が!
出来るだけコストを下げたい裸の男爵はハンドガードやストックといった大きな造形物は再利用する方向で決定しているのです!
そうです!ハンドガードやストックは大きな物なので、造形するとなると非常に高価になってしまいます!そうです!そうなんです!
予算が全く足りないのです!!




この世知辛い世の中…………
コロナ以前のような金額ではどこも作ってくれないのです…………悲しい………(´TωT`)


気を取り直してAR-18 ガスブロ化に向け計画を進めて行きましょう!!

その為にはベースとなる東京マルイ 89式ガスブロを購入して内部を採寸しなくては始まりません!
早速ネットショッピングで89式をポチる!
残高無くなる………
しばらく試作品も作れない………
お小遣い貰えるのはまだまだ先なので、その間に採寸と図面を進めてだんだんと形になってきました(^^;)





マルイさんの89式GBBの内部パーツをほぼほぼ採寸してやっとの思いでここまで来ました(*T^T)
辛かったなぁ………

しかし89式の内部ユニットを使ってAR-18のガスブロを作るなんて先祖返りって感じがしてなんだかカッコいいじゃなぁ~い(*´ェ`*)
俺ってずげぇ!
最高だぜ!
わっはっはっはっは!


この時、裸の男爵は気がついてませんでした……
結局大幅な図面のやり直しになる事を………








  


Posted by 裸の男爵  at 14:56Comments(0)AR-18