2016年05月25日

自衛隊の実弾発射事件

昨日から北海道の自衛隊の演習で89式小銃から実弾が発射されてしまったと事件になりましたね。


銃に詳しくない隊員でもハッキリと認識出来るはずの空砲(ブランク)と実弾。

それをこれから使用するはずの自衛隊員が分からないはずもなく、そうなると考えられるのは、自衛隊員側とテロリスト役の隊員が完全武装後にだれかから実弾入りのマガジンを手渡された可能性があるように思うのですが・・・・

しかしハッキリとした確証は何もありませんので、部外者のたわごとだと流してください。
m(_ _;)m


ネットから画像拝借しております。



原因追究は専門の方々に任せるとして、私は大好きなL85(SA80)の画像を漁っていたのですが、海外にちょうど面白い物を見つけましたので御紹介させていただきます。











空砲(ブランク)とは訓練や演習などで実弾を発射せずに銃を作動させるための、薬莢に火薬と発火用プライマーのみの事を言います。



写真左側が実弾・右側が空砲(ブランク)です。






空砲(ブランク)で小銃を正常に作動させるためには、必ずブランクアダプターを装着しなければなりません。




弾頭の付いた実弾は弾丸を発射すると、火薬の力によって弾頭はライフリングを食いこませながら加速していきます。
この加速中の火薬の力の一部を作動側に使うことで銃を作動させます。


しかし空砲(ブランク)には抵抗となる弾頭がないので、火薬の力を作動側に使うためにはその抵抗を作ってあげる必要があります、それがブランクアダプターです。

上部写真、89式小銃の先端部分に取り付けてあるのがブランクアダプターですが、これを取り付けたまま実弾を発射したなら、バレルはおろか小銃自体ただでは済まないと思います。















そんな事故を極力回避するためなのか、イギリス軍では空砲(ブランク)用に専用のマガジンを使用しています。



雑誌なんかでたまに見る黄色のマガジンです。

演習用に黄色に塗ってあるだけだと思っていたのですが、結構凝った作りになっていました。








どうやらA1からA2に改修を請け負ったヘッケラー&コッホが製造したようです。




マガジン前面に黄色いパーツが取り付けてあります。






銃に装着するとマガジンハウジングに当たって下に下がるようになっています。



なぜかというと





黄色いパーツがマガジン上部・前側に突き出しているプレートと一緒につながっています。
このパーツが突き出しているとマガジンに実弾が装填出来ないようにしています。



黄色いパーツが下に下がると突き出していたパーツも一緒に下がるので、空砲(ブランク)を装填したマガジンを銃に挿入すると自動的に下がり作動の邪魔にならないように出来ています。

結構凝った作りになっていますね。


これはL85シリーズとHK416にのみ使用可能でマガジンハウジングの形状の違いによっては機能しません。




ほんとに凝ったつくりです、なんとなくTOPのEBBマガジンを思い出しました。







こういう空砲用に専用マガジンを自衛隊も使用していたら今回の事件も防げたかなぁと思ったしだいです。

余計なお世話でしたね
(; ̄ー ̄川


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Posted by 裸の男爵  at 18:39Comments(0)89式小銃