2020年09月19日

KSC HK417用 ハンドガード フロントサイト折り畳み式!マルイ用も制作!





以前にMR308(HK417)ショートハンドガードを御購入していただいた方から、次は『フロントサイトが折り畳み式になっているタイプが欲しいです!』
との御依頼をいただき、制作いたしました!
しかもKSCとマルイ用の2個!!


フロントサイトが折り畳み式になっているハンドガードと言えば、VFCさんがモデルアップしている HK416A5 のハンドガードですね。

(画像を後程)

当方が作っていますHkeyタイプのスリムハンドガードでも、当初は折り畳み式があったのですが、最近公開される画像ではほとんど見なくなってしまいましたが。実物ではちゃんと販売されているようです。



一応資料用にVFC さんのHK416A5を持っていたので、御依頼いただいた時には、『まあ、そんなに難しくないだろう』と思っていたのですが、やはりいつも通り四苦八苦することになりました…………
何でH&Kのデザインは一癖も二癖もある物が多いんだ!(;つД`)



とりあえず、フロントサイト周辺の確認。

VFC と言うかHK416A5はこんな感じで、フロントサイトの頭がハンドガードからでていますので、そこを引っ掻けて起こすようにデザインされています、

画像

HK417のフロントサイトは完全にハンドガードの奥に入っていて、つまみやすいように両側がえぐられています…………



結構複雑なデザインですな………

こちらで勝手にデザインしてチープな製品にしたくありませんので、根性で図面を仕上げました!

以下いきなり出来上がりですがご覧ください!









やはりハンドガードの先端部分のデザインは何回もやり直しましたが、お陰で無理無くフロントサイトが摘まめるようにできました!

ちなみにフロントサイト周辺のパーツも制作しました。



本当はVFCのフロントサイトのパーツが入手できれば問題ないのですが、何処にも取り扱いが無かったので、フロントサイト、プランジャー、スプリング、を自作しております。

この部分はナイロン樹脂では無く、FDMて作っています、何度も起こしたり倒したりしましたが、強度的には問題ありませんでした。



そして今回、はじめてKSCのHK417でのハンドガードを制作いたしましたので、取り付け方法のご案内です。

KSC HK417はA2タイプを再現されています。
東京マルイとは細かい所で違いがありますので、やはりKSC専用で作っています。
ハンドガードを装着する場合は、切り替え式のガスブロックのツマミの先端をNとSの間、真下に向けて下さい、これでガスブロック周辺の幅が狭くなります。


ここから



このように向けて下さい。




ハンドガードは肉厚を多めにしているので、寸法がきつくなっています。
これで奥までいれてください。



バレルナットの奥まで突っ込んで欲しいのですが、ここの寸法はさらにキツイ状態です。頑張って押し込みましょう!

ちゃんと奥まで入れば、ガスブロックが飛び出して動かせるようになります。(当たり前ですが(; ̄ー ̄A)




後はハンドガード固定用のボルトで固定すれば良いのですが、東京マルイと違ってKSCはボルトの部分に抜け止めのスプリングが入っており、簡単には抜けないようになっています。東京マルイのように簡単に外せるようにはできていないので、このボルトも別で用意しました、



ボルトの根元部分を見ると白いワッシャーがあるのですが、これはお客様にお渡しする前に、傷つくのがいやはやだったのでナイロン製のわっしゃーを入れました。それ以外の意味がありません。(^^;


ちなみに、東京マルイとKSCでは同じHK417でもタイプが違うので、トップレールの形状が違います。






こちらがKSC用


こちらが東京マルイ用の

このように上部のレールにズレがあり、さらにハンドガードを固定するボルトの位置が僅かに違うため、東京マルイとは交換出来無いのが残念です。

今までは、予算の関係上東京マルイでしかこの軽量なハンドガードは作れませんでしたが、御依頼主様の御厚意により、長期間に渡りKSC HK417A2をお借りする事が出来ました、この場をお借りしましてお礼申し上げます、本当にありがとうございました!

そしてお借りした本体と共にハンドガードも発送いたしましたので、もうしばらくお待ちください!
(^ー^)



追記:ハンドガードが到着したようで、画像を送ってくださいました!自分が撮影したよりとてもカッコいいのでご紹介させていただきます!




この度はありがとうございました!(^ー^)










  


Posted by 裸の男爵  at 17:39Comments(2)HK417

2020年09月03日

G&G L85 を調整する前に必ず確認して欲しい事



(すいません、懲りずにkafu'様の画像を使わせてもらってます)

このへそ曲がりで利かん坊のG&G L85
しかしそのリアルな外見から、L85好きにはたまらなく愛おしい存在で、こいつを何とか手なずけてやるんだ!と大先輩のKafu'さまをはじめ、先人達が苦労しながらも調教(調整)をされ、何とか自分の物にされてきました…………
しかし、このG&G L85は人によっては調整(チューニング)のやり方がバラバラで、他人の物に同じ内容を行っても、全く改善しない事が多く、なかなか厄介な状況でした。

そしてついに、ある一つの原因にたどり着きました……

そ・れ・は

フレーム溶接の歪み!

『なんだ、そんな事なら昔から知っている……』
と言う方は、暖かい目で見てやって下さい………


以下、溶接不良の画像です。



矢印の辺り横に向かって線が入っているのが分かるでしょうか?


さらに違う個体では、このようになっていました。



同じ場所なんですが、今度は縦に線が入っているのがお分かりになるでしょうか。

さらに大昔、中古で買った物はアッパーフレームのフロント側のブロックが歪んでいたという( ;∀;)


アッパーフレームの溶接してある部分は、アウターバレルを支えている部分です。



そしてこのバレルを支えているブロックはロアレシーバーに結合する重要なパーツであります。
ここが歪んでいると、バレルのセンターが出ない事はもちろん、組み立て時にロアレシーバーに無理な力がかかり、不具合を起こしてしまいます。
実際にフレームのみを分解して組み立てただけで、トリガーを引いても戻らなくなった事がありましたし、メカボックスがロアレシーバーに押さえつけられ、セミ・フルの切り替えが出来ないこともありました。
これは明らかに無理な力がかかって歪んでしまっている証拠です。

今後、もしショップでカスタムしてもらっているのに調子が悪いと思われたら、真っ先にアッパーレシーバーの溶接されている部分を疑って下さい!





もう一度載せますこの部分の溶接です!


矢印の2箇所のブロックが歪んで溶接されていないかの確認をして下さい!

しかし、先に紹介した画像のように、レシーバーにくっきりと歪んでいる痕跡でもあれば分かりやすいのですが、もし確認しにくい場合は、面倒ですが、一度アウターバレルを分解して下さい。



ここが少しでも歪んでいると、アウターバレルを抜くのも、入れるのもかなりキツイです。

また、アッパーレシーバーとロアレシーバーを組み立てる時にもかなりの抵抗があります。
溶接がキレイに出来ている場合には驚くほどスコン!と入ってくれます。(数個のG&G L85で確認済み)
組付ける時に、『ん?入らないぞ、どうなってる?』って少しでも思った場合は、ほぼ間違いなく曲がっていると思ってください。

G&G L85はブルパップの為にフレームの半分近くまでバレルが入り込んでます。
なので、アウターバレルの取り付けが歪んでしまうと、組み立てた時にはその歪みが全体に影響してしまう結果になってしまうので、これは大変重要な部分なのです。

なので、G&G L85をこれから調整する方、調整しても良くならない方は、必ず最初にアッパーレシーバーの溶接の歪みを確認して下さいm(_ _)m

これを確認しないと始まりません!

あ、それと以前記事にしたピストンの位置も調整してからカスタムしてくださいね。(^_^;)
https://hadakanolantis.militaryblog.jp/e1033775.html

  


Posted by 裸の男爵  at 13:28Comments(2)L85A2 UGLL86A2L85A2L85A3