2018年12月03日
H&Kのハンドガード制作、MR762A1とMR223A3 その②

前回に引き続きMR762A1 LRP及びMR223A3ハンドガードの制作記事です。
図面はほぼ書きあがっていましたので、後は僅かな修正の後にDMM.makeに造形を発注するだけなのですが、その前に!これについて是非とも確認しておかなければなりません、そう!
ヘッケラー&コッホのモジュラースロット

VOLTORのKeyModとH&Kの
①アクセサリースロットの穴の形状
②アクセサリースロット裏側(ハンドガード内側)のカット
③
まずは①アクセサリースロットの穴の形状について
※形状が分かりやすいように、当方が書いたハンドガードの図面で書いてみました。
こちらがVOLTORのKeyModです。文字通りキー(鍵)穴の形状をしています。

こちらがH&Kの

採寸して初めてわかるぐらいなので、少しでも遠ざかれば見分けがつきません(;^_^A
次に②アクセサリースロット裏側(ハンドガード内側)のカット
VOLTORのKeyModには裏側(ハンドガードの内側)には斜めのカットがあります。

(すいませんファースト様、画像使わせてもらっていますm(__)m)
これに斜めに傾斜した専用のナットを使って各種アクセサリーを固定します。

一方H&K
すんごい見づらいですがこんな感じです。
※KeyModはこの斜めのカットの為に肉厚の薄い部分が発生し、実戦では強度に不安があると言われたりしているようです。(噂です)
H&K
③
先ほどから説明していますHkeyは第一世代(正式名称 M.R.S)とも呼べるもので、次の第二世代の物(正式名称 Hkey)はさらに小さく出来ており、当方が作ったL85A3やヨーロッパ仕様のMR223A3等で採用されています。

(画像は拾い物です。問題あれば削除いたします。m(__)m)
アクセサリー取り付け用のナットはこちらも専用品ですが、やはりアクセサリースロットの穴には斜めのカットが無い事と、穴が小さくなっているので、ハンドガードの肉厚が確保できるので強度も申し分ないようです。

追加レールの裏側です。(こちらも拾い物です)

拾い物の画像です、すいませんm(__)m
追加レールには締め付けトルクが書かれています。こういう書き込みはプロ仕様って感じがしますね(;^ω^)
あっ、ちなみに自分が制作したL85A3ハンドガードのHkeyスロットはもちろん実物寸法ではございません!
情けないかな実物のHkeyハンドガードなど仕入れられるだけの資金力もございませんので、公開されたL85A3の画像と、図面におこしたレールの数を数えて、大体の寸法を計算して図面にしたので、多分細かい寸法はズレていると思います( ̄▽ ̄;)
あっ!最後に忘れていましたアクセサリースロットの方向についてです。
穴の細い方がどちらを向いているかを見てみましょう。
KeyMod


Hkey第二世代(正式名称 Hkey)

現在のH&Kのいわゆるシビリアンタイプには第二世代のHkeyハンドガードが設定されていますが、並行してHK416A5などの4面フルレール仕様もミリタリー・エンフォース仕様としてありますので、各国の警察・軍部隊がその都度選んでいるようですね。



ちなみにこちらは米陸軍採用のM110A1です、採用直後の情報では

ちなみにこのタイプは以前に作って販売もしています、詳しくはこちら(〃´∪`〃)ゞ

さて次回は実際にDMM.makeに発注いたします!
出来上がるまでに紆余曲折あったのでその辺もお伝えいたします。(;^ω^)
※追伸、ちなみにHkeyに第一世代と第二世代があるのを最初に気付かれたのは、何を隠そう今回の新型ハンドガードを発注してくださった
御依頼主様
でいらっしゃいます、自分は最初全然気付いていませんでした( ̄▽ ̄;)
下書きの時には書いていたのに書き直した時に、この一文が消えていました・・・・・・どうもすいません~(^^;)