2016年10月31日

L85シリーズのボルトキャッチについて。

先日の事ですが、コメント欄に、L85のボルトキャッチの質問をいただきました。

自分ではなんとなく構造を理解していたつもりですが、よくよく考えて見るとボルトストップのパーツが明確に出てこなかったため一度確認したいと思います。





L85シリーズに使用されているマガジンはM4シリーズと同じSTAGタイプのマガジンです。
M4シリーズは最終弾を発射するとマガジンフォロアーがボルトキャッチを押し上げてボルトを後退位置でストップさせます。



L85シリーズの構造をよく知らない人が見てももしかしてこれかな?って思うのが右側のレバーですね。



このレバーはG&GのL85シリーズなどでも実際にボルトキャッチとして機能しているので知っていらっしゃる方もおられますが、
実銃のL85シリーズは実は右側にもあります

これがそうです。



えっ!?これ!?

( ・_・;)・・・・・・・・・・・・・・・?

今見直してみてもやっぱり思いますね・・・・・・これ!?

なぜこんなに真四角なのか?・・・・・・・理由は自分にもさっぱり分かりません。
正確に言うとボルトキャッチを解除するためのパーツなので、M4の様に解除するのと反対方向に押してもボルトのロックはかかりません。

自分もガスブロのWE製L85A2を手に取ってみるまでは信じられませんでしたが、実際WEのL85A2ではボルトキャッチ解除レバーでした。(そのかわりWEでは右側のレバーがダミーなんですけどね・・・・)
(;´▽`A``





せっかくなので実物のL85のパーツ写真や図面などを見てみましょう。


完全分解状態です。





赤でボルトキャッチ解除レバー

同じく赤でボルトキャッチです。



パーツだけ見ていたら東京マルイのガスブロM4のZシステムのようですね。


(一番わかりやすい写真だったので使用させていただいております。)


図面では








もう少しわかりやすい写真がありましたので載せておきます。



こんな感じのパーツ構成になっています。あらためて見るとボルトキャッチのパーツだけでもちょっと複雑ですね。(構造は単純なのですが。)


自分の説明力も足りないのでご理解していただけたかどうかわかりませんが、少しでも参考になればと思います。














最後に画像を検索していた中で、L85(SA80)に至るまでの試作段階であろう写真を数点見つけましたので載せておきます。



真ん中の試作品は皆様よくご存じのAR-18をブルパップにした物。
そして一番上はなんとストーナーライフルをベースにブルパップにした物。
一番下のはもしかするとモックアップかも知れませんが詳細は分かりません。



上の写真と同型のAR-18をベースにブルパップ化した物のアップ写真。






もうイギリス軍は試作の段階からL86ライトサポートウェポンを作る気満々ですね(・・;)




また何か写真がでてくればアップしていきます。
(; ̄ー ̄A



  


Posted by 裸の男爵  at 17:23Comments(2)L85A2 UGLL86A2