2017年05月07日

ブローニングハイパワー タナカと〇Eの違い。

〇Eのブローニングハイパワーのタンジェントサイトを削り取ってMKⅢにしようと考えたのですがその前に、簡単にではありますが両者を比較してみたいと思います。



もう色々なところで比較されており、自分よりも詳しく比較されていますのであまり参考にならないと思いますが、写真にも収めたの後紹介していきたいと思います。


タナカ製 ブローニングハイパワーMK-Ⅲ




〇E製 ブローニングハイパワー



〇Eはタンジェントサイト付き(ミリタリータイプ)しか再現されていません。タナカのように各バリエーションで販売してもらえると嬉しいのですが・・・・・もしかしてあっちの方ではミリタリータイプ以外そんなに人気が無いのかな?(´ヘ`;)


そんな〇Eのブローニングハイパワーですが、ヤフオク等では
タナカのコピーです。とか
タナカ製と交換性あり
などと言って出品されている事が多いのですが、じつは意外と独自に改良してある部分があって、単純にマガジンを入れ替えて使用する事が出来なかったりします。


それでは以下両者の違いをご紹介いたします。


まずは
バレル(インナーバレル及びチャンバー部分)





写真上が〇E
写真下がタナカ



バレル周辺の構造自体は両者基本的に同じです。こちらは交換も出来ます。



しかし部品の構成が少し違います。タナカ製では二分割になっていたチャンバー付近の構造ですが、〇Eはインナースリーブが入っています。



インナーバレルにこの銀色のスリーブを被せて。



(インナーバレルとスリーブはさらに奥まで入れます。)
下からイモネジで固定する方法です。しかし同じようなイモネジが二つ並んでおり(バレル固定用とHOP調整用)知らない人がHOP調整しようとして固定側を回してしまうとインナーバレルを変形させてしまう恐れがありますね、分解組立を行なわれる場合は締め付けすぎにご注意ください。








次に
シアレバーです。


ブローバックユニット周辺も違いがあれば書いていこうと思ったのですが、すいません自分には違いがわからんとです。(;´∀`)…



なので一目で違いが分かるシアレバーですが、両者では素材自体が違います。

〇E製シアレバー




タナカ製シアレバー



皆様よくご存知、タナカ製の弱点シアレバー亜鉛のキャストでできているのでよく折れます。つねにスペアパーツを準備しておいたり、どこぞの真鍮製強化パーツに交換したりしなくてはなりません。
一方〇Eの方は鉄板をプレスして作ってあります。


ごらんの様にトリガーバーにかかる部分を曲げてあります。これを見た時に、なるほどこんな方法があったのかと関心いたしました。
これなら変形する事があっても折れることはないでしょう。




次に
ハンマーユニット


なんだかタツノオトシゴみたいですね。(´^ω^;`)
左がタナカで右が〇Eです。

これでは違いが全くわかりませんが細かな部分で仕様が違いますので、分解しながら確認していきます。

まずは〇E製ハンマーユニット



次にタナカ製ハンマーユニット



両者共に基本構造は同じように見えます部品構成もほぼ同じですが、違う部分はバルブノッカーの先端部分がタナカ製はそのまま金属部分ですが、〇E製の方はスプリングになっております。これはハンマーダウンの時にマガジンを叩き込んだ場合でもバルブを開放しないようにするための処置でしょうか?(´・ω・`)

こんな感じで先端部分にスプリングが付いています。



そしてハンマーをコックするための
シア

左側の爪が2箇所ある方がタナカ製、右側の爪が1箇所しかないのが〇E製です。

ということはハンマー側にもノッチが切ってあるのが両側2箇所あるのがタナカ製。


片側1箇所しかないのが〇E製。



そして最後に
マガジン
です。


左がタナカ製、右が〇E製。

バルブ周辺の写真です。



タナカ製のマガジンにはマグナブローバック用のバルブロックが付いていますが、〇Eのマガジンにはバルブの横になにやら下がるパーツがあるのですが、バルブロックはしないようです。
またガスルートパッキンの形状も違うのでやはり入れ替えて使用することは難しいです。




最初に〇EのハイパワーをMKⅢに変更しようと思ったとき、スライドの形状の加工ばかりを気にしていましたが、MKⅢにするためにはハンマーをリングタイプからスパータイプへと変更しなければなりません。
どうやって加工していくか現在思案中であります。

さて次回はやっとこさ〇Eの加工に行きたいと思います。
(;´▽`A``